騎乗位に関する考察
騎乗位とは、言わずもがな、女性が男性に馬乗りになって行う行為のことですが
みなさん普通にされていますでしょうか?
過去、普通に私が騎乗位をした時に
「AVでしか見たこと無い!!」
と目をパチクリされて驚かれた事があったので、もしかしたら経験されたこと無い女性、あるいは男性もいらっしゃるのかもしれません。
私は騎乗位も好きな体位のひとつですが、
今日はそれについて書きたいと思います。
騎乗位の特徴のひとつとして
「女性がその誘導件を握る事ができる」
ということがありますが、これはとても重要な意味を持っていると思います。
*女性が自分の気持ちいいように動ける、自分の気持ちよさを探れる
*女性の中のエロスを表現し、それを見せる、見てもらう事ができる
*パートナーとリズムを刻める
そもそもこの体位になるには男性が求めるか、女性が求めるかしなければなりませんが
恐らくこの体位をしたこと無い男女にはそれぞれに何かしらの罪悪感を持っているのだと推測されます。
*女性にAV女優のような事を求めるなんて失礼だ、傷つけてしまわないか
*こんな体位をするなんて恥ずかしい
あるいは、騎乗位はするけど思うように動けない女性、結局男性側が動くことで終わってしまう女性の場合、
*自分で動くなんてことは恥ずかしくてできない
*どう動いていいか分からない
*自分が快楽を求める姿を見せることに抵抗がある
といった心理があるのかもしれません
最初に戻ると、騎乗位は
*女性が自分の気持ちいいように動ける、自分の気持ちよさを探れる
*女性の中のエロスを表現し、それを見せる、見てもらう事ができる
*パートナーとリズムを刻める
こういった機会なわけです。
特に、お互いのコミュニケーション(言葉、体)が不十分なカップルである場合、男性に多い、力でアピールするセックス(挿入)に全てが◎という女性は少なからずいるのっでは無いかと思います。
あえぐ声は、違いはあれど、苦痛であるときと快感であるときの声は似ていることも多いからです。そしてそれは言わなければ相手はずっと気づかないまま「彼女はコレが気持ちいいのだな」と不幸な勘違いが続くばかりです。
*騎乗位で自分の体を知る*
そういったコミュニケーション不足、経験不足からやってくる快感の不一致において、騎乗位とは
まずは、自分の気持ちよさを、自分で探るわけです
そしてそれを見せる
それは挿入部分に限ったことでなく、男性は寝てますから、動きは制限されます。
騎乗位の状態で自分の好きなキスをしてみてもいいし、首筋を舐めてもいいし、耳や乳首を責めてもいいでしょう
これは逆にいいかえると、正常位など、自分が下側にいる状態の時にこうされると気持ちい、ということを全身でアピールしていることになるのです
(とはいえ、全く気づいてくれないならやはり言葉でのコミュニケーションが必要になってくるでしょう)
*具体的にどう探るか?*
まず試していただきたいのは、
*すぐに挿入しない
「とりあえず入れる」これをやめましょう。
入れたくて仕方ないならそれはどうぞ入れてください
しかし、「騎乗位になったらすぐ入れる」しかした事がないのなら、いったんこれを手放してみることです。
もちろん、一連の流れで挿入したまま騎乗位になることもあるでしょう
(座位→騎乗位)
その場合でも、一旦、性器と性器が触れる程度までその距離を置くことです。
「触れる~挿入」までの刺激を左を小、右を大にすると、その刺激レベルを一旦落とします(逆に言えば感度を上げるとも言えます)
そこから完全に挿入するまで、納得するまで時間をかけてみましょう
触れている
ぷにぷにと表面の感覚を味わうように軽く押したり、摩擦させてみる
少しづつ入れては戻す(ミリ単位、くらいの気持ちで)
3ミリ入れて2ミリ戻す を気が済むまで繰り返す
5ミリ入れて2ミリ戻す
1センチ入れて5ミリ戻す
でもやっぱり、と、9ミリ戻してみる・・・と言った具合に
まだここを味わっていたいのに、相手が動いてきたら逃げて(腰を離して)距離を図る
じわじわ深く、ストロークを大きくしていく感じです。
大切なのは「時間をかけて味わう」ことです
*挿入完了してから*
挿入が完了したら大きくは2つ、
上下に動くか、前後左右(あるいは、円、八の字など)に等に動くか
ここに、角度(自分の腹筋や背筋を使って調整)も合わせていきます
その体(上半身、足の位置、手の位置など)の使い方は何パターンにも上るのでここでは割愛しますが、いろんなことを試してみましょう。
くるりと後ろに回転してもいいですし、男性に手で支えてもらってもいいですし、発想はご自由に、、、
さて、騎乗位はこういった女性が自分の気持ちよさを追求するにとてもいい体位です
しかし、ネックがあるとすれば「疲れる」でしょうか。
特に太ももの筋肉。
ここは個人の普段からの生活や運動量が影響してくるのですが、個人的には「筋肉はある程度鍛えておくとよい」です。
足の疲れが気になるようだと、繊細な感覚が失われてしまいますからね。
特に上下運動において
ある程度の筋力はその楽しみが増します。
男性に下から突き上げてもらう、受け身的な事だけでなく、「パートナーと一緒になって動く」という「息を合わせてお互いに高めていく」という経験ができますよ。
それは生命の歯車が噛み合い動くように、ダイナミックで官能的かもしれません。
疲れたら疲れたで、次はどうするか、その展開と物語を楽しみましょう💛
*騎乗位に関する注意点*
夢中になって探っていると、不思議なものでどうやら相手も気持ちよくなってしまうので、気が付いたら男性側が果てる寸前でストップがかかったり、すでに果てていた、ということもありますので、まだまだ楽しみたい場合は、たまにはお相手の様子をうかがいましょう
動きを止めて、キスしたり、愛撫したりして、その休戦を楽しみましょう
あとひとつ、あなたが特に気持ちよくもないのにただやみくもに動いているだけでは相手はそれほど気持ちよくないかも
「相手から見える自分」として相手に合わせて演じていると思うところが少しでもあるのなら、いきなりでは無理でも、少しづつでも手放していきましょう。あくまで自分の気持ちよさを追求して。
(感じていない)無駄な喘ぎ声は感じることへの大きな妨げとなります。
そんなときに大切なのは
沈黙を容認できる心、だったり
深い呼吸を意識することだったりします。
こちらも回を重ねるごとに試してみてくださいね。
相手のご機嫌取りの前に、まず自分の主人は自分であることをお忘れなきよう